いつの時代も、ストレスを感じる1番の原因とされているのは仕事です。任されている案件がうまくいかない、嫌な上司やまわりとの人間関係、通勤の満員電車など仕事に関係するストレスは計り知れません。ストレスが溜まっていくとメンタルヘルス不調を引き起こし、休職や離職まで追い込まれる可能性もあります。そうならないために大切なのが、適度なストレス解消です。
いつでもどこでもできるツボ押しは、ストレス解消の強い味方。手のひらを上にした、手首の小指側にあるくぼみ部分にある神門(しんもん)というツボはイライラを鎮めます。左手、右手の順番で30回ずつ押しましょう。親指と人差し指の骨がつながっている部分の人差し指側にある合谷(ごうごく)というツボは自律神経を正常に整えます。
また、仕事や人間関係にイライラしていると、人は左脳ばかり使いストレスを溜め込んでしまうそうです。そこでおすすめなのが右脳を使う速読。字を読もうとするのではなくパラパラと勢いよくめくっていくと、右脳が文字を絵として保存し活発化します。あくまでもストレス解消が目的なので本気で挑まず、まずは5分くらいで始めてみるといいでしょう。大声を出すのもイメージ通りもちろん効果的。腹式呼吸で横隔膜を動かすと、緊張状態からリラックスモードへと切り替えるスイッチのような役目を果たし、自律神経のコントロールがスムーズになります。大声を出すときは自然と横隔膜を動かすことになるので、思いきり声を出せるスポーツ観戦や絶叫マシン、カラオケなどがおすすめ。
そして、自分の持っている不安や悩みを人に話すことでストレスが軽減されることもあります。自分1人で抱え込んでいると辛くなっていく一方なので、信用のおける友だちにすべて話してみるといいでしょう。「仲がいいからこそ話せない」といった場合は、あんしん財団のメンタルヘルスの相談窓口を利用してもいいかもしれません。会社を通さずに相談できるところもあるので、知っておくだけでいざというとき役に立ちます。少しでもリラックスして仕事に取り組めるよう、いろんなストレス解消法を試してみてください。