メンタルヘルスの不調の症状でも多くあるのが、「気持ちが落ち着かない。」、「心細い」、という不安や恐怖と言われるもので、ある種、誰でも感じる感情の一つです。事実、心配ごとや気がかりなことがある時に感じることは正常なことで何の病気でもありません。しかし、理由がないのに落ち着かなかったり、心細いと感じる場合は問題です。病的な不安や恐怖は正常なものとは違って、理由がありません。もし、あったとしてもその理由には不釣合いであり、理由がなくなったとしてもいつまでも続いてしまうという特徴があります。
不安というのは精神医学的には対象のない恐れの感情と定義されます。その不安は身体的なものも伴い、心細いというのはその一つでその他に息苦しい冷や汗が出る、体が震える、頭痛がするなどが言えます。これらは主に自律神経、特に、交感神経の働きによるものです。パニック障害の典型と言えます。ただし、この状態は時間が経つと自然に消えてしまい、発作が繰り返されるとまた起きるのではないかという不安も生じ、悪循環な状態が引き起こされます。そのため、病的な不安かもしれないと感じたらすぐに精神科か心療内科で診断してもらうようにしてください。事前に自分の不安はどんな不安かを明確にしておくと伝えやすいです。
病院にかかる以外にも、自身でメンタルケアを行うことで症状をある程度和らげることもできます。休日は趣味に没頭したり、誰かとおしゃべりをしたりすると脳が良い刺激を受けます。または、手軽にできるメンタルケアアイテムとして、フラワーエッセンスという、植物の持つパワーが含まれたエッセンスを用いてメンタルケアをする人も多くいます。数滴だけでも香りに癒され、気分を安定させてくれます。このように少しでも不安から解放できるように対策を取ることも大切です。